2019/12/15 16:42

11月初旬、旅行記2の舞台はメキシコ中部にある、州都グアナファト。仕事が決まり、メキシコ〜!と浮かれ気分で成田空港へ。今回は、アメリカ・ヒューストン経由でレオン・グアナファト空港に向かった。ヒューストン滞在は乗り継ぎの一瞬だが、なんだか宇宙に近くなった気分になる。飛行機で来る高度もなかなかなのに、さらに遠い宇宙空間へ行くって、どれほどの勇気と度胸があるのだろう。


飛行機の窓から見えたテキサスの知らない街、上空から見るその国や都市の第一印象は忘れない。プールのある家がたくさんあって、鮮明なトルコブルーが綺麗だった。
日本を出るときは寒くてコートを着ていたのが、レオン空港到着、一歩外に出ると、あ、あれ、暖かい!周りはTシャツ!
空港からグアナファト市街まで、直通の公共交通機関はなく、ローカルバスを乗り継ぐかタクシーのみ。(地元の人は自家用車)ひとまずタクシーでホテルを目指す。空港に大きく【TAXI】と立体文字でかかれたカウンターがあって、そこで行き先を告げると値段を告げられて、OKだったら決済。チケットを持ってタクシー乗り場へ行くとすぐに乗れた。安心!1泊目はピピラの丘の上にあるホテル。
ビュンビュン高速を飛ばして30分、グアナファトの街を一望できるピピラの丘到着。ホテルの部屋から見える眺望と一緒に、陽気なミュージックも聞こえて、ああ!メキシコ!!!

夕方についたため、ぼーっとしていたらすぐに夜に。
夜になっても軽快な音楽は途切れず、気持ちのいい夜景。丘の上は治安があまり良くないため、下の街へちょっと散歩に行って、あとは部屋で心地いい喧騒と音楽に耳を傾けていたらいつの間にかその日はぐっすり。


前夜、冷えたピザにしかありつけなかった空腹を抱えて出発。ピピラの丘はゴンドラで昇降できて、脇にはたくさんサボテンが群生している。気候が違うんだなあ、と、家で死んで行った数々のサボテンのことを思い出す。腕を何本も広げて踊っているみたい、メキシコのものはなんでも、形から陽気である。






町中、近くの景色も遠景も色で溢れかえっていて、鮮明で眩しく、目を細めてしまう。全員が自分の家を好きな色に塗れたら、何色にしてもいいのかな、景観ってみんなのものだけど自由でおおらかでいいなあ。

今回も2泊で弾丸旅。帰りのフライトが早朝6時発!2泊目は空港の目の前のホテルをとったから、グアナファト滞在はほほ24時間。小さな街の中を、ビーズはないか、、と、ひたすら歩き回る。メキシコといえばフリーダカーロ!の夫、ディエゴリベラの故郷ということだったが、この日は月曜日。ディエゴリベラミュージアムは休みであった。あとは有名なミイラ博物館があるらしいのだが、そんな気分ではなかったのでただただ街を歩き続けた。


旅の面白さのひとつは、知らなかったその街に、短い時間の中でも少しづつ感覚が馴染んでいって、頭の中に地図ができて行くところ。ぐるぐる歩き回る間に愛着もわいてくると、一瞬「住んでみたい」という気分になる。地元のご飯をおいしいと感じて食べれたら大丈夫!





市場の近くにあったお葬式の棺のお店。ブリキ?金属でできてて、キラキラしてる。お葬式ももしかしたらパーティみたいに華やかそうだなと想像する。今回はビーズとの出会いは小さな手芸屋さんの一回、英語は通じず身振り手振りで必死!のため、写真なし、、、一人旅の醍醐味でもあり、欠点でもある。写真忘れるべからずー!
帰りはローカルバスに乗ってみようと思った。この近くのバス乗り場から、セントラルのバスターミナル行きにのる。



行き先は白いマジックでバスのフロントガラスに書いてある!



バスから見えた露天。どこをどう切り取ってもカラフル。



朝6時のフライトは、まだ明けない夜の暗闇の中。乗り継ぎ先までの2時間の途中でやっと日が昇った。
このようにして、北アメリカへの2泊は一瞬で終わりを迎えた。行きは浮かれていたからか気づいたらアメリカに入国していたが、帰り、ヒューストンから日本へは、あれ???と思うほど長かった。(窓の外を見続けて、映画3本見て、ぐーぐー寝てもまだ着かなかった。)
そして、どんな形で旅に出ても、ビース、、、と歩くのはニッチな視点で結構面白い。地元の魔女のような素敵なマダムが取り扱っていることが多くてそれも楽しい。
次はどこへいくのでしょう。来年もいいビーズとの出会いがありますように!!!